秩父 中津峡の紅葉

埼玉県

秩父市

埼玉県の秩父市大滝地区、荒川の源流部にあたる中津川が作り出した約10kmにわたる渓谷が「中津峡(なかつきょう)」です。埼玉県の名勝にも指定されており、秋になるとカエデやナナカマド、ブナなどが色づき、関東でも有数の紅葉スポットとして知られています。

高さ100mにも及ぶ断崖絶壁が続くダイナミックな景観と、鮮やかな紅葉のコントラストが特徴です。特に、ひときわ赤色が美しいカエデの木々は「女郎モミジ」と呼ばれ、中津峡の紅葉風景の象徴的な存在となっています。


撮影のヒント

約10kmの渓谷に見どころが点在しているため、車で移動しながら撮影ポイントを探すのが基本スタイルです。

  • 女郎モミジと渓谷の風景: 中津峡のハイライトである「女郎モミジ」は、燃えるような赤色が特徴です。渓谷全体の風景を広角レンズで捉えつつ、望遠レンズで女郎モミジの鮮やかな部分を切り取るなど、様々な構図を試せます。
  • 渓流と紅葉の組み合わせ: 渓谷の底を流れる中津川の清流と紅葉を組み合わせるのもおすすめです。三脚を使い、スローシャッターで水の流れを滑らかに表現すると、紅葉の鮮やかさがより一層引き立ちます。
  • 光線状態を読む: V字谷のため、日が当たる場所と影になる場所がはっきりと分かれます。順光で鮮やかな色を狙うだけでなく、半逆光で葉を輝かせる「透過光」を狙うと、紅葉がより美しく写ります。

アクセス情報

県道中津川三峰口停車場線は道幅が狭く、カーブも多いため、運転には十分な注意が必要です。紅葉シーズンは歩行者も多いため、特に安全運転を心がけてください。

電車・バスでのアクセス

  • 最寄り駅: 秩父鉄道「三峰口駅」
  • 三峰口駅から、季節運行の「中津川線コミュニティバス」が運行される場合がありますが、便数が極めて少ないため、車でのアクセスが現実的です。

車でのアクセス

  • 関越自動車道「花園IC」から国道140号・299号を経由して約1時間30分。
  • 駐車場: 相原橋(あいはらばし)の近くに無料駐車場と公衆トイレがありますが、スペースは限られています。道路沿いの駐車スペースも少ないため、譲り合って利用してください。

基本情報

項目内容
名称中津峡(なかつきょう)
所在地〒369-1901 埼玉県秩父市中津川
紅葉見頃10月下旬~11月中旬
料金無料
問い合わせ秩父市役所 大滝総合支所
関連サイト秩父観光なび(秩父市公式サイト)