豊頃町 ジュエリーアイス
北海道
豊頃町
北海道十勝地方の豊頃町・大津海岸では、厳冬期にだけ「ジュエリーアイス」と呼ばれる現象を見ることができます。これは、凍結した十勝川の氷が太平洋へ流れ出し、波にもまれて角が取れた後、海岸に打ち上げられたものです。
オホーツク海の流氷とは異なり、透明度が高いのが特徴です。その透き通った氷が朝日に照らされて輝く様子から「ジュエリーアイス」と名付けられ、国内外から多くの写真愛好家や観光客が訪れます。
撮影のヒント
ジュエリーアイスの透明感と輝きを捉えるための、基本的な撮影方法です。
時間帯は早朝の日の出
撮影に最も適した時間帯は、日の出前後です。水平線から昇る太陽の光が氷を透過し、ジュエリーアイスがオレンジ色やピンク色に輝く瞬間を狙うことができます。気象条件によっては、海面から霧が立ち上る「気嵐(けあらし)」が見られることもあります。
構図の工夫
- アングル: カメラを低い位置に構え、氷の透明感や向こう側の光を意識すると、輝きが際立ちます。
- バリエーション: 気に入った形の氷を見つけたり、いくつか氷を積み上げてみたりと、様々な撮り方が試されています。
アクセスと厳冬期への備え
大津海岸への公共交通機関はありません。また、1月~2月の現地の最低気温は氷点下10度を下回るため、万全の準備が必要です。
服装と装備
- 服装: ダウンジャケットやスキーウェアなど、防寒・防風性能の高い上着は必須です。帽子、耳当て、保温性の高い手袋、厚手の靴下なども用意しましょう。
- 足元: 海岸は雪で覆われているため、長靴やスノーブーツが適しています。
- その他: 使い捨てカイロや、低温で消耗が早いカメラ用予備バッテリーも必ず持参しましょう。
車でのアクセス
- 帯広市街地から大津海岸まで車で約60分~80分。冬道の運転になるため、時間に余裕を持って移動してください。
- 駐車場: 「豊頃町役場 大津支所」の駐車場が利用できます。駐車場から汐見橋を渡り、海岸までは徒歩約5分です。駐車場周辺は住宅街のため、早朝の訪問時は特に静かに行動しましょう。
基本情報
項目 | 内容 |
名称 | ジュエリーアイス |
所在地 | 〒089-5362 北海道中川郡豊頃町大津元町(大津海岸) |
見頃の目安 | 1月下旬~2月下旬 |
料金 | 無料 |
問い合わせ | 豊頃町役場 企画課 (TEL: 015-574-2216) |
関連サイト | 豊頃町公式サイト ジュエリーアイス情報 |